Q 測定に使った歯はかえしてもらえるのでしょうか?

A ご提供いただいた乳歯は、化学処理する過程で酸で溶かしますのでお返しはできません。大切な歯ですが貴重な情報に変わって戻ってきたとお考えいただけないでしょうか。

 

Q 測定を頼むのにかかる費用はいくらですか?

A 今のところ、乳歯の測定は無料です。多くの国内外からの支援者や、助成金、そしてボランティアのスタッフによって無料の測定を維持しています。

 

Q 測定結果は何日くらいで返ってきますか?

A 一度に8~12程度の試料を同時に処理しますので、ある程度まとまってから測定を始めます。そして、最低化学処理に3日、測定に3日を必要とします。また、放射能の強度を計算するのにも時間を要しますので、標準1~2ヶ月程度みておいていただければと考えています。

 

Q 大人の歯も測ってくれますか?

A 同じ方法で検査できます。ただし、乳歯は無料ですが大人の歯は有料になり、測定経費の一部1万円をご負担いただいています。また、乳歯測定が優先ですので多少時間のかかることもあります。

 

Q ストロンチウムが少しでも出たらどうしたらいいのでしょうか?

A 1950年代から80年代まで、信じがたいことですが「五大国」(米・英・仏・ソ連・中国)は地球上で核兵器の爆発実験を行っていました。したがって、セシウムもストロンチウムも大気圏内に自由に放出されていました。そこで特に北半球はとても強く汚染されていました。その影響はだんだん減ってはいるものの今でも残っているので、誰の歯でも測ればストロンチウム90は出てきます。そのレベルが安全というわけではなく、人類全体ではリスクが増えているはずです。また、そのレベルは人によって結構大きく違いがあります。今回測った結果が、平均値や大気圏内核実験による値より高い低いはあまり気にしなくてもいいかと思います。ただ、万が一ですが将来深刻な病気を発症した場合、ストロンチム90の内部被曝を一つの原因と考えることは不自然ではないかもしれません。

 

Q 体内のストロンチム90のレベルを下げる方法を教えてください。

A 一旦体内に入ったストロンチム90を短時間で排出することはきわめてむずかしい問題です。骨にたまったストロンチウム90は18年で半分になるので、多少新陳代謝を多くすることによって減らすことは不可能ではありません。「ストロンチウム90を含まないカルシウム」を含む食品を多くとることは悪くはないでしょう。

それよりも気をつけた方がよいのは、これ以上ストロンチウム90を体内に取り込まないことで、そのためには食品や乳児の粉ミルクなどに気をつけるべきかと思います。今出回っている食品でストロンチウム90を公開しているものはほとんどありません。それほど神経を使うほどの食品は出回っていないかもしれませんが、測定を求めていく必要はあると思います。

はは測定所では粉ミルクはじめ食品中のストロンチウム90についても測定していこうと思っています。