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福島第一原発の汚染水を放流してはいけない<第5回 株式会社ははオンラインイベント 2月27日(日) 14:00~15:30>

はは測定所 2月のオンラインイベントは今年度最後の特別版。広く原子力問題で活躍する専門家が、福島第一汚染水をめぐるテーマでたっぷり語り、じっくり議論していただきます。
<第5回 はは測定所オンラインイベント>
2月27日(日)14:00~15:30
講師 大沼淳一
「福島第一原発の汚染水を放流してはいけない」
ZOOMにより開催
申し込みは、pdmn311@gmail.com まで
大沼淳一さんは、株式会社はは役員。原子力市民委員会委員として、汚染水対策などを政府に提案もしている。
<講演要旨>
東電と政府は、福島第一原発の汚染水を希釈して太平洋に放流しようとしています。汚染水を貯留してきたタンクの増設スペースが逼迫したことを主な理由にしていますが、スペースは十分にあります。凍土壁などといういい加減な対策が失敗してから、増え続ける汚染水を減らす努力がされていません。
原子力市民委員会は10万トン級タンク案やモルタル固化法を提案していますが、政府も東電も検討した形跡がありません。
漁業者の理解なしには放流しないとした約束も反故にされています。
多核種除去装置ALPSで処理しても、トリチウム以外のストロンチウム⁻90など60数核種が取れ切れていません。放射性物質管理の原則は、希釈拡散ではなく、集中管理です。
政府は風評被害に対して漁業者への賠償支援をするとしていますが、被害は風評などではなく実害です。
すでに莫大な量の放射能をばらまいてしまった福島第一原発に、これ以上の放射能を放流する権利などあるはずもありません。